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ちびろずるーむ

ちびろずるーむ

オランジュリー美術館




中華のランチを食べて、午後からバスでオランジュリー美術館へ。距離

的には僅かなものですが、3日連続着物という慣れない事をしていると

鼻緒の辺りが痛くて痛くてたまらなくて、歩くのが大変なので助かります。




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6年に渡る改修工事を終えて、2006年5月に再オープンしましたが、

なかなか足を運ぶことが出来なくて、今回とても楽しみにしていました。

こちらはモネの連作「睡蓮」が超有名で、もちろんこれも楽しみですが、

アンリ・ルソーの傑作「ジュニエ爺さんの馬車」が、とてもとても楽しみ。




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エントランスは、真っ白な壁です。今日は曇りなのでグレーに見えますが、

晴天だと印象的でしょうね。館内案内を読むと、街の喧騒と作品との間に、

「やすらぎの空間」を創りだすため、モネにより考え出されたものですと。




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「睡蓮の間」に入る前に、ひと息つきたいところですがオーディオガイドが

配られました。今回はガイドさんが説明して下さいますが、これなら個人で

来ても、いつも日本語の説明を聞きながら鑑賞出来るので、安心便利ですね。




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まずは「睡蓮の間・部屋1」。1室に4点の「睡蓮」が鑑賞者を囲むように

楕円形に配置されています。天井からの柔らかな自然光と白い壁で、不思議な

空間になり、睡蓮の表情が見るたびに変わっていきます。朝から晩まで移ろい

ゆく時間と光の変化をゆっくりと、鑑賞したいです。本当に素晴らしいです。




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「睡蓮の間・部屋2」。同じ空間ですが、しだれ柳を描いた作品です。2日前、

ジヴェルニーのモネの日本庭園で、しだれ柳の向こうに睡蓮がたくさん咲いて

いたのを思い出しました。説明を一通り聞いてぐるっと鑑賞した後、記念撮影を

しました。白い壁なので、私達の着物も素敵に写りました。幸せな気分でした。




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一旦出て今度は階段を下りて地下に。こちらは美術商ポール・ギヨームが収集した

個人コレクションの展示です。19世紀末から20世紀にかけて、パリで活躍した

芸術家達、ルノワール・セザンヌ・モディリアーニ・ルソー・ユトリロ・ピカソなどなど

すべての作品が傑作ばかりで、見ごたえがありました。どれもとても好きですが、




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やっぱりアンリ・ルソーの「ジュニエ爺さんの馬車」が、一番。ルソーならではの

面白さが溢れていて、大層感激しました。余談ですが11月から、笠岡竹喬美術館で、

世田谷美術館蔵のアンリ・ルソーと素朴な画家たち展が開催されます。とても楽しみ。

マティスやローランサンもありました。上のルソーの画像は購入した、マグネットです。




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最後にミュージアム・ショップで、お買い物。ルソーの来年のカレンダーがあれば

欲しかったのですが、残念ながらありませんでした。でも折角なので、いろいろと

買っちゃいました。ルソーの小さな作品集(英語)も。結構な重たさに。でも満足。





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